昨日の夜、「すなうつ」第9話を観なおしました。
三回目か、四回目・・・です。
昨日の夜は凄く泣けた。
不思議ですねー。普通一回目とかに泣くよね、こういう
映像物って。なのに、台詞も流れもわかってるのに、
ビデオで観てるときのほうが、泣けるなんて。
今回、ここで泣きました。あさみが、和賀とであった
海岸にいって、海の光の中で、和賀の「宿命は変えられる、
生まれ変わればいい」っていう言葉と、あの崖の
シーンを思い出して、はっと、顔を上げるんです。
その演技と、映像の絶妙のタイミング。凄いなーって。
つまり、あそこで、和賀の宿命について、考えてた
あさみは、和賀が、生まれ変われば、宿命を
変えられる(救える)と気が付いたんだと思います。
で、和賀が生まれ変われるためには、和賀の人生を知らないといけない
と思ったんだと思うのです。そして、それを本人に
問いただすわけにもいかないし、言うはずのない人だから、
やはり、和賀以外で、和賀の人生を知ってるという
唯一の今西に、合いにいって、和賀の人生を聞こうと
思ったんだなーって、何回かみて、やっと
実感として、自分の心に届きました。(我ながら鈍い^^;)。
そして、今西に和賀の壮絶な半生を聞いて、
やはり、これは、自分ひとりでは支えられないし、救いきれないし、罪を隠したまま
生きていっては、彼の救いには
ならないと思って、警察にすべてを話してしまったんだと
思います。このまま罪を隠して生きていては、和賀の
精神が壊れてしまうと思ったんじゃないでしょうか。
きっと、この第9話は、最終回まで観て、すべてを私達も
知ったうえで見返したら、また、泣けるんじゃないかな。と
思いました。
さて、中居ファン的ツボシーンなんですが、
今回、和賀さんが出てるシーン、全部ツボ。
なーんて言っちゃっていいですか?
どれも全部素敵だったので、もう、羅するのも
疲れた^^;。なんちゃって。
でも、がんばって・・・・。
綾香パパに冷静に言い訳しちゃう和賀さん。
素敵です。この斜め上から強いシルエットで浮かび上がる
斜め横顔が凄く鋭利で素敵。
本当に、このドラマ、ライティングがコントラストいいです。
少し映像が暗すぎで、表情が見えにくいのは
残念だけど、でも、そとために、重厚な感じがしていいです。
前回、秀夫父の言葉によって、力を得た秀夫は、
もう、綾香パパの訪問くらいでは、気持ちを乱されずに、
「宿命」の感性にまい進します。
この時のピアノの繊細な弾きかたとかも、いいですねー
^^。ペンを握る手とか(手の吹き替えありだと
思いました)。もう、どこから見ても、音楽家さんです。
楽譜に、サインして、その文字を見つめる目が
色々感慨が渦巻いて、いいです。
そして、仕事人らしいクールさでマネージャーさんに
「宿命が完成した」と携帯する姿も、めっちゃいい。
この言い方、すてきでーす。
マネージャーさん達が帰るときに、「ご苦労様」って
言った、優しい言い方も好き。
本当にね、あんな事件さえ起こさなければ、
こういう素敵な人だったんでしょうね(うるうる;;)。
紅茶と入れてきた綾香嬢に、しかし連れない態度の
和賀さん。
自分の破滅を予感してるためか、もう綾香嬢の
ご機嫌を取る必要がなくなったのか。そういう余裕もないのか。
確かにねー、自分の渾身の力と人生をかけて創作した
作品が出来上がった直後では、冷たい和賀さん。という
前に、もう、本当にお疲れ状態なのでしょうね。
本当に、疲れきってた感じだもん。
もう本当に、眠られない和賀さんと眠られない中居さん。
疲れた和賀さんと、疲れた中居さんが妙にマッチしてて、
よい感じです。役柄と状況がマッチ、マッチ。
やっと声をあらげて、「幸せになれるのよね」と
問いただした綾香嬢に「うん」と悲しげな微笑を
かえす、階段のシーンも、よいです。
そして、私の今回の一番のお気に入りシーン。
コンサートリハーサル中の和賀様。
もうー、その後ろ姿からして、音楽家なんだもん。
素敵です。そして、ちょっといらついたように
椅子に座る和賀様。この座り方も素敵。
そして、やるせなさそうに、いらついて、椅子を
立ち、コンサートホールを後にする和賀様。
ここの厳しい顔つきもいいでございます。
光の中をコツコツと歩く和賀様もいいしー、
地下駐車場を歩く和賀様もいいしー。
関川に色々言われて、何か言いそうになりながら
やめた演技もいいな。うん。
「宿命」が完成していないと、田所に言いにいく和賀様。
もう、田所に卑屈になることもないので、ソファーに
ふんぞり返っています。偉そう対決です。すばらしいです。
この時の何かを決心したような和賀さんの横顔、
かっこいいです。リハーサルのシーンもいいけど、
この対決もいいね。今回のドラマは、この二人の対決が
結構私は好きでした。夏八木さんの和賀の言葉への
リアクションの表情がずばずば決まってて、最高でした。
私も和賀にああいわれたら、ああいう顔すると思うもん。
そして、お家に帰った和賀様は、
なぜか、曲に納得がいかないようで、
ピアニカを抱えて悶々としています。
涙がでないけど、心の中は号泣しているという切ない
表情です。すごく辛くて気持ち悪いんだと思います。
よく、吐き気がするけど、吐けないときって、
凄く辛いんですよね。吐いたほうがすっきりできます。
こういうとき、うがいをすると、吐けますよ。
お試しあれ・・・・、って、あらら、また脱線^^;。
和賀になることに付かれきった秀夫は、
もう、ピアノに向かう気力もなく、ピアニカを
所在なげに、吹き出します。
もう、その音は旋律を奏でることもありません。
ただの「音」です。こうやって、何かの原初を
探しているのかもしれません。そして、自分の
本当の心のルーツを辿ろうと地図帳を見ながら
考えついたのか、決心をして、旅立ちます。
この時のお顔もきりりとしてて、素敵です。
この決心の前に、やはり白いソファー(なぜかしら、
中居さんには白いソファーが似合うのね^^;)。
にもたれて、上を見上げた透明感のある顔が、
皆さんも多く書かれてるけど、本当に
素敵でしたね。だんだん色んなものがそぎ落ちてきて、
透明にピュアになっていく感じです。
光の中に溶け込む演出もよいなー。
しかし、女優さんでもね、ここまで綺麗な演出
でとってもらってる役者さんってないんじゃ?とか
思うほどの力の入れようだと思います。
男優さんとしては、どうなんだろう^^;。・・・・。
ファンは嬉しいけど。
本当は松雪さんとか、ことみちゃんの
入浴シーンとかあるほうが、数字取れるんだよ?(爆)。
ということで、ツボツボ感想でした。
しかし、今回は、あさみと今西さんが
凄かったですね。よく、人が死ぬというシチェーショんでは
涙の演技とか沢山あると思うのです。でも、
人が人の悲しい人生に対して、あそこまで
涙を流すというシーンをあまり見たことがありません。
愛する人が死ぬことの涙は、その人に対する
同情もあるけど、自分が寂しいという自分への
涙もあると思います。でも、今回のあさみの涙は、
純然と、秀夫の悲しい人生への同情の涙なので、
無私の涙なのです。とても、美しい涙でした。
鼻水出てたけど^^;。でも、本当に美しかったです。
そして、その姿を涙ぐんでみていた今西の表情も、
自愛に満ちていて、素敵でした。
こんな深い表情が沢山あるドラマって、そうそう
ないね。日本の役…

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