泣いた・・・。

2004年3月19日
「白い巨塔」終わってしまいましたね。
最後まで、同じテンションで、安心してみていられる
作品だったと思います。迷いがないっていうのかな?
「すなうつ」は、少し、迷いが見れたんですよね。
作り手の模索してる雰囲気とか。計算でやってたこと
なのかもしれないけど、受け手には、迷ってるように
見えてしまった。そういうところが受け手に不安を
抱かせてしまったかなーって、今は思います。
その揺れが、スリルとサスペンスでもあったわけ
なんだけど・・・。
なのでも少しきっちり詰めて、格キャラの人物像を
練りこんで、磐石な雰囲気にしてたら、違ってた
かもしれないけど、でも、あの揺れとしんどさが、
殺人を犯すことがどんだけ大変なことなのかっていうのを
実感として、届けてくれたことは確かでした。
いっぽう、「白い巨塔」は、いい作品ながら、
その安定感が逆に物語の登場人物の感情の薄さを
与えてたように思いました。まるでチェスの駒のように
きっちり与えられた役割をこなし、与えられた台詞を
言うキャラ達。役者より、脚本ベースで作ってきた感じ
ですね。なので、「すなうつ」は、それぞれの
キャラを生きた。という雰囲気が伝わってくる作品で、
「白い巨塔」は、それぞれの役割を演じた。という
雰囲気がしました。「すなうつ」チームが「白い巨塔」
創ったら、最後は、皆いい人になってて、鵜飼部長も
わんわん泣いちゃうんじゃないかな。
やっぱり私は感情的に情緒的な作品がすきなのかも。
「白い巨塔」は、財前という一人の哀れな男の物語では
なく、「医療とは」の物語だったのかな。
医者であるまえに財前じゃん。というより、医者としての
財前。という感じでした。最後ね、手紙で、医療に
ついて、淡々と述べる言葉が、医者として最後まで
自分のことより、医療のことを考えてた彼の彼なりの
高潔さを感じ、感動したけど、でも、それまで
おお泣きだった気持ちも少し萎えました^^;。
田宮財前がね、最終回、凄くよかったのです。なので、
比べちゃったのかも。
でも、あのドライさが、今は受けるのかもねー・・・。
一番泣けたシーンは、財前が、愛人に、「自分は間違って
なかった」というところです。その前に「すなうつ」で、
今西が「和賀は間違えた」と言い切られてたから、
それを思い出して、泣けてしまいました。
私も、財前がそんなにおお間違えしたとは思えないので、
(脚本家にむりやり間違えさせられたように感じたのです)
その点が本当に同情してしまいました。ただ、もう少し
彼に周りの人がちゃんと言ってあげればよかったのに。って。
でも、最後は色んな人に看取られて、亡くなった
財前は一人で何もかも抱えて、最後は倫子に嘘をついたという
罪まで抱えて死んでしまった誰かより、幸せだなって、
思いました。自分が客体になれることができた財前は
凄く人間として、完成した人だったんじゃないかなと
思いました。
あー、しかし、最後の二話だけでも、じっくりやったら、
凄いドラマができそうに思うんだけど。もったいないな。
「白い巨塔」も「すなうつ」チームが作ったら、めっちゃ
重厚で、凄いものができたでしょう・・・と
そんなことを想像してしまいました。観てて、シンドイ
作品になったと思うけど、
ドラマチックになっただろうな・・・。
スペシャル版があるために、最終回は少しあっさりでしたね。
ま、観てね。ってことなのかな。
このドラマの成功はワルシャワロケで、アウシュビッツ
ロケをしたことでしょうか。あれで、「軽い」という
印象の「白い巨塔」を本物のドラマに持ち上げたと思います。
やはり、本物は偉大なり。テーマ的にも人間を人間らしく
扱うことが医療という現場でおろそかになり勝ちという
指摘を言葉でなく絵で端的に表現できててよかったと
思いました。
半年の主役を破綻なく無難に熱演した唐沢さん。
やはり、主演男優賞は彼になりそうかな。

「うたばん」
もうー、かわいくて、かわいくて^^。
なんか、人間というよりおもちゃみたいでした。
あややよりかわいい今年32歳の男子って、どういうこと?
なんで、皆中居氏のファンとかにならないかな?
そりゃ、変なことばっかり言うけど、観てて飽きないし、
面白いし、かわいいし。
楽しいのにねー。
デューク更家さんの体操はよいみたいなので、
やってみたいです。やりました。きついです。
このごろ、「うたばん」がわりと楽しい。
安心して観られるようになりました。方針変えたかな?
良い。良い。

サッカー
オリンピック決まったんですね。わーい。
よかった。
よくよく考えたら、この前の日曜日。
架空の人物が罪の自責の念にもだえ苦しむドラマを
観るより、今度のオリンピックに、自分の国の代表が
いけるのか。いけないのか?に感心を持って、
応援するほうが、健全で、あたりまえじゃないですか?
ドラマはオンタイムで観なくても大丈夫だけど、
スポーツは録画で楽しむものではないし。
ということで、あの数字は当たり前のことだと(といいましても
数字知らないんだけど^^;)
思いますよ。運が悪かっただけというか。
でも、そういうの、世間は考えないからなー。
一部屋に一台テレビがあって、録画機もHDDなんて
優れものがある時代に、関東地方600件の
お茶の間の機械だけで、測った数字に意味とか
あるのかな?しかも、そのときの裏番組で様相が
変わるものなのに。

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