総括・「砂の器」

2004年4月3日
なんか、今思い返すと、一月からずっと闘い続けてきた
のかもしれないなーって、思います。そして、
今は最後の闘いなのかなって。
マスコミとの。でも、少し、疲れたかな。
結局、マスコミは真実を報道するのではなく、
世間が見たいものを、聞きたいものを提供するのだと
思います。そしてまだ、中居さんは戦いに
勝ちきることができなかったのかもしれません。
残念だけど・・・。でも、杉田かおるさんがまだ
借金をわざと残してる。それが原動力だと・・・・。
だから、まだいいのかもしれない。
もしかして、今回の「すなうつ」が数字でも大成功で
(本当は十分なのにね^^;)
マスコミでも大絶賛の嵐だったら、もう武田さんの
言葉じゃないけど、今後、和賀以上の役をやらないと
役者として駄目になってしまう。そして、思うのは、
和賀以上の役や「すなうつ」以上のドラマが
そうそうあるわけがありません。でも、今回も、
知る人ぞ知るの域に留まったので^^;、
これからも、違う路線のドラマにも挑戦できそうだし、
軽い役もできるだろうし。だから、役者としては
あまりにも同じ路線が定着しなくてよかったかも
しれません。それに、バラエティが中心なら、
やはり明るいおちゃらけ中居君のイメージのほうが
いいのでしょうし。ということで、微妙なところだけど、
まあまあの結果。かな?と思います。
そして、中居さんが、自分が一番でないと
自覚しているかぎりはスマップは永遠なように
思うし^^;。うん、よかった。よかった。

さて、放送終了一週間ということで、やっと
冷静(まだ今日も泣いてるけど^^;)になって
きたので、「すなうつ」が成功だったのか
どうだったのか?と自分勝手に考察していこうと
思います。
まず、私としては、いかにテレビドラマであると
いえども、一応芸術作品だと思うのです。
映像作品というのは。そして、芸術の目的は、
一番には、「自分の描きたいことを描く。」という
ことだと思うのです。よく、ドラマや漫画で、人に
褒められてるのに、自分では納得していない
芸術家やスポーツ選手の場面が出てくるじゃないですか。
それと同じだと思います。やはり、芸術家は
自分を一番満足させたいのだと思います。
今回、送り手が一番描きたかったのは、
親子の放浪シーン・日本の四季の美しい映像・
中居プロモ(今まで観たことのない
中居さんを撮るとPは言いました)・ピアノ演奏シーン。
そして、目的は、最後、本当に映画の後半みたいに、
視聴者を泣かせたかったんだと思うのです。
あの涙のカタルシスを演出したかったんだと。
ということで、私はそれらを結構達成しきって
これたと思うので、送り手としは大成功作なのでは?
と思っております。
次に、数字に関してですが、
理想を言えば、平均常時20%は超えて欲しかった
作品だとは思いました。「砂の器」というネーム
バリュー。かかった費用と考えるともっと
行って欲しかったというのは本音でありましょう。
ただ、裏が物凄く強力なことと、日曜の夜九時に
やるにしてはあまりにも重い内容とシンドイ主人公の
心持を考えますと、この数字を取れたということは
逆に、奇跡なのでは?とおもっております。
思えば、主役がほとんどおうちで辛いお顔して
ピアニカ弾いたりピアノ弾いたり車運転してて、
台詞はほとんどないし。派手なアクションも、
刺激的なラブシーンもないし、女性陣のお色気な
シーンもないし。後から考えると。とても地味な
作品といえましょう。でも、最後まで数字を
保ち、最後はまずまずの結果を出せたというのは、
やはり中居さんの苦しい表情の中にあっても華やかさと
美しさと、人をひきつけてはなさない魅力のオーラが
あったからだと思います。何か、人を最後までひきつける
吸引力があったのだと思います。もし、和賀を
他の男優がやっていたとしたら、「えーい、いい加減な
大人なんだから、しっかりせい」とか、「もう勝手に
悩んでなさい」って言いたくなったかもしれません^^;。
なので、私としては後から考えると、数字としても
お茶の間であれだけの人が(関東だけしか知らないけど)
見てくれたのだから、大成功だと思います。
開局記念を掲げた「白い巨塔」でさえ、第一クールは
平均20くらいだったと思うので。まずまずでは
ないでしょうか?
ということで、「すなうつ」は、創り手が
試行錯誤はしたものの、自分たちのやりたいことをやって、
創りたいものを創って、それをある程度の人が
観てくれて、楽しんで、感動してくれたのだから、
作品としての目的は達成されたものだと思います。
つまり、やはり成功作であったと思います。
山に、登りきることはできたと思います。
ただ、世間の一部が山に登ったことを見ようとしなかったり、
見てても、知らんぷりしてるように努力してたり、
登り方がよくないって、いちゃもんつけてるような
気がします。とにかく、登りきることは
登りきったと思います。
「すなうつ」は、山を登る姿を眺めてるだけじゃ
本当の姿を見ることができない作品んだと思います。
見るほうも一緒に登ってこそ、その頂上に今まで
誰も見たことのない景色が広がっているのだと
思います。傍観者でいることを許してくれない
作品、「すなうつ」。こんな作品が一つくらいあっても
いいんじゃないですか・ね^^。
そして、その頂上からの景色を見ることができなかった
人より、山を登って下界を眺めた人のほうが
素敵な景色を見ることができたんだから、
自分たちの喜びをかみ締めるだけで、いいのかも
しれないですね。
ただ、あの素晴らしい景色を皆にも見せてあげたかった
なーっていのが本音ですが。

吾郎さんの「犬神家の一族」を見ました。
いいできだったように思います。
最後は、「すなうつ」みたいに切ない事件でした。
吾郎さんは、吾郎さん以外のなにものでも
ないけど、金田一さんそのもので、まさに
はまり役ですね。歴代の中でも最高部位に入るんじゃ
ないでしょうか?
しかし、フジテレビのカメラって、青っぽく感じるのは
私だけですか?なんか、クールなんだよね。
映像が。昔の映画よりわかりやすかったです。
ただ、もすこしあのおどろおどろさを期待してた
ので、少し軽い雰囲気になってて、最初は
戸惑いました。でも、後半いい感じでした。
裏にいい番組がないので、結構な数字が出そうです。
^^;。よかったね、吾郎ちゃん。こういう
はまり役に出会える役者さんは幸せだと思いますよ。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

日記内を検索