「世界の中心で愛を叫ぶ」
2004年4月23日・・・・っていう映画の試写会に行ってまいりました。
話せば長くなるんだけど、どうして、この試写会に
行ったのか?っていうことから話します。
「キネマ旬報」の前号に、「すなうつ」を褒めてる(^^)
記事が載ってて、健気にもその記事一枚のために、
高い「キネマ旬報」を買ったのです。そしたら、
そのコラムニストさんにお礼を言いたくなったので、
ついてるアンケートはがきにそのお礼を書きました。
そしたら、そのはがきには、「キネマ旬報」から
プレゼントを選べと書いてありました。あまり欲しい
プレゼントもなかったんだけど、「世界の中心で
愛を叫ぶ」という今、150万部のベストセラー小説を
映画化した話題の映画の試写会が25組ご招待
だったので、これは、ちと観てみたいなーって
思い、当たらない覚悟でそれを選んでみました。
そしたら、なんと、忘れたころに、試写会のご招待の
はがきが来たのです。ということで、昨日の夜、
新宿までわざわざ旦那っちと待ち合わせして、行ってまいり
ました。
映画は、大沢たかおさんとか柴崎コウちゃんとかが
出ていました。後は、脇役に山崎勉さん。あと
「模倣犯」で、浩美やった人が出ていました。
なーんか、ちょい役で、森田監督もでてたみたいに
思ったけど、勘違いかな?^^;。
なんか、懐かしかったです。
でも、主役が、高校生くらいの無名は子達が
やってたので、どうも、感情移入できず。
私って、知ってる人が演技してるほうが感情移入できる
みたいです。あと、美男が出てないとやはり
感情移入できず^^;。ということで、すごく
よこしまな人なんだけど、基本的にドラマの目的が
「美男(といっても、自分の好みなので、人が
みても美男というかはわかりません)の鑑賞」
なので、はまれませんでした。
でも、普通の人が観たら、丁寧でファンタジックで、切なくて
心染み入る純愛の物語かもしれません。
最後は、けっこう場内すすり泣きの声が聞こえてきました。
ただ、物凄く淡々としてるので、すこし退屈かもしれません。
でも、丁寧でいい作品だと思います。
帰りの電車での夫婦の会話
私「いい映画だったけど、本当なら泣ける映画なんだ
ろうけど、「すなうつ」観ちゃったから、もう
何を見てもあんまり泣けないよー」
夫「そうなのか?そんなに「砂の器」っていいのか?
じゃあ、俺にもミセロ」
私「嫌だ。でも、テレビ誌でも、「号泣を誘った」って
紹介されてたから、私だけが号泣したんじゃないよ」
夫「だから、ミセロって。誰が主役なんだ?」
私「嫌だ。教えない。みせない。あのドラマはちゃんとわかる人
しかわからないし。頭使うし」
夫「俺をばかにするなー」
・・・・・っておばかな会話をしてました。
ちなみに、夫が「世界〜」の映画の中で一番感動したのは、
話しの筋ではなく、高校生の女の子の人が役のために
自分の肉体を改造して、体当たりの演技をしたところ
だそうです。その女優さんの役者根性に泣きそうになった
そうです。
私の感動どころは、柴崎さんの役どころがせつなくて、
彼女に泣かされました。
やっぱり、「人の思い」の深さとか重さって、
切ないですね。
でね、この試写会に行ったために、一つの悲劇が
おこりました^^;。「うたばん」を録画して
いくのを忘れてしまったのです。試写会の会場について、
大絶叫。でも、お隣の奥さんにメールして、録画して
おいてもらったので、一安心ですが^^;。
ということで、まだ「うたばん」観てません。
面白い内容だったみたいなので、楽しみです。
そうそう、行きがけに本屋で「キネマ旬報」をまた
読んでみました。そしたら、また「すなうつ」の
批評コラムがありました。
内容としては、「白い巨塔」と「砂の器」は
演技が二つとも重過ぎて、そのコラム氏は違和感を
感じ、はまりきれなかった。とのことでした。
で、やはりあの時代のものはあの時代のものなので、
あの時代の設定で作ったらよかった。とのことでした。
・・・・・まあ、それを言っちゃあお終いよ。って
感じですが^^;。リメイクってやはり難しいですね。
時代とともに移り変わるものは確かにあります。
でも、人間の中の本能っていうのだけはなんか
変わらないと思います。
だから、「すなうつ」は原作をあまり反映しては
いないけど、映画版に流れる、「引き合う、求め合う
親子の情念」というところだけは、ちゃんと継承された
と思います。
私は、差別心だ野心だ、栄光を求める虚栄心だとか、
そういう人間の負の感情も、培うのは家庭だと思うから、
親がちゃんと生きようと努力して、子供を正しく
導けるなら、それが基本だと思うのです。社会の最小単位が
家庭だから。だから、「すなうつ」チームが
最後は、そこにテーマを絞り込んできて、その
一点にかけたのは、いいかったんじゃないかな?と
思うのです。
でもね、今、大人がちゃんと責任感持って生きてないし、
生きようと思えないし、がんばれないから、
逃げ道を与えてくれる「ぼくかの」のほうに
シンパシーかんじちゃうのかもしれません。
つきつけてくるものが、強いから、怖いから、
「すなうつ」から逃げてる。そんな風に感じました。
だから、「すなうつ」をどう受け取るかで、その人の
責任感とか、わかるように思ったりして。
それにしても、本当にどうしてお金とって
自分のコラム世間に発表する人があんなふうに
浅いんだろう。そもそも、あんな短い紙面で
語れるような作品ではないっすよ、「白い巨塔」も
「砂の器」も。
話せば長くなるんだけど、どうして、この試写会に
行ったのか?っていうことから話します。
「キネマ旬報」の前号に、「すなうつ」を褒めてる(^^)
記事が載ってて、健気にもその記事一枚のために、
高い「キネマ旬報」を買ったのです。そしたら、
そのコラムニストさんにお礼を言いたくなったので、
ついてるアンケートはがきにそのお礼を書きました。
そしたら、そのはがきには、「キネマ旬報」から
プレゼントを選べと書いてありました。あまり欲しい
プレゼントもなかったんだけど、「世界の中心で
愛を叫ぶ」という今、150万部のベストセラー小説を
映画化した話題の映画の試写会が25組ご招待
だったので、これは、ちと観てみたいなーって
思い、当たらない覚悟でそれを選んでみました。
そしたら、なんと、忘れたころに、試写会のご招待の
はがきが来たのです。ということで、昨日の夜、
新宿までわざわざ旦那っちと待ち合わせして、行ってまいり
ました。
映画は、大沢たかおさんとか柴崎コウちゃんとかが
出ていました。後は、脇役に山崎勉さん。あと
「模倣犯」で、浩美やった人が出ていました。
なーんか、ちょい役で、森田監督もでてたみたいに
思ったけど、勘違いかな?^^;。
なんか、懐かしかったです。
でも、主役が、高校生くらいの無名は子達が
やってたので、どうも、感情移入できず。
私って、知ってる人が演技してるほうが感情移入できる
みたいです。あと、美男が出てないとやはり
感情移入できず^^;。ということで、すごく
よこしまな人なんだけど、基本的にドラマの目的が
「美男(といっても、自分の好みなので、人が
みても美男というかはわかりません)の鑑賞」
なので、はまれませんでした。
でも、普通の人が観たら、丁寧でファンタジックで、切なくて
心染み入る純愛の物語かもしれません。
最後は、けっこう場内すすり泣きの声が聞こえてきました。
ただ、物凄く淡々としてるので、すこし退屈かもしれません。
でも、丁寧でいい作品だと思います。
帰りの電車での夫婦の会話
私「いい映画だったけど、本当なら泣ける映画なんだ
ろうけど、「すなうつ」観ちゃったから、もう
何を見てもあんまり泣けないよー」
夫「そうなのか?そんなに「砂の器」っていいのか?
じゃあ、俺にもミセロ」
私「嫌だ。でも、テレビ誌でも、「号泣を誘った」って
紹介されてたから、私だけが号泣したんじゃないよ」
夫「だから、ミセロって。誰が主役なんだ?」
私「嫌だ。教えない。みせない。あのドラマはちゃんとわかる人
しかわからないし。頭使うし」
夫「俺をばかにするなー」
・・・・・っておばかな会話をしてました。
ちなみに、夫が「世界〜」の映画の中で一番感動したのは、
話しの筋ではなく、高校生の女の子の人が役のために
自分の肉体を改造して、体当たりの演技をしたところ
だそうです。その女優さんの役者根性に泣きそうになった
そうです。
私の感動どころは、柴崎さんの役どころがせつなくて、
彼女に泣かされました。
やっぱり、「人の思い」の深さとか重さって、
切ないですね。
でね、この試写会に行ったために、一つの悲劇が
おこりました^^;。「うたばん」を録画して
いくのを忘れてしまったのです。試写会の会場について、
大絶叫。でも、お隣の奥さんにメールして、録画して
おいてもらったので、一安心ですが^^;。
ということで、まだ「うたばん」観てません。
面白い内容だったみたいなので、楽しみです。
そうそう、行きがけに本屋で「キネマ旬報」をまた
読んでみました。そしたら、また「すなうつ」の
批評コラムがありました。
内容としては、「白い巨塔」と「砂の器」は
演技が二つとも重過ぎて、そのコラム氏は違和感を
感じ、はまりきれなかった。とのことでした。
で、やはりあの時代のものはあの時代のものなので、
あの時代の設定で作ったらよかった。とのことでした。
・・・・・まあ、それを言っちゃあお終いよ。って
感じですが^^;。リメイクってやはり難しいですね。
時代とともに移り変わるものは確かにあります。
でも、人間の中の本能っていうのだけはなんか
変わらないと思います。
だから、「すなうつ」は原作をあまり反映しては
いないけど、映画版に流れる、「引き合う、求め合う
親子の情念」というところだけは、ちゃんと継承された
と思います。
私は、差別心だ野心だ、栄光を求める虚栄心だとか、
そういう人間の負の感情も、培うのは家庭だと思うから、
親がちゃんと生きようと努力して、子供を正しく
導けるなら、それが基本だと思うのです。社会の最小単位が
家庭だから。だから、「すなうつ」チームが
最後は、そこにテーマを絞り込んできて、その
一点にかけたのは、いいかったんじゃないかな?と
思うのです。
でもね、今、大人がちゃんと責任感持って生きてないし、
生きようと思えないし、がんばれないから、
逃げ道を与えてくれる「ぼくかの」のほうに
シンパシーかんじちゃうのかもしれません。
つきつけてくるものが、強いから、怖いから、
「すなうつ」から逃げてる。そんな風に感じました。
だから、「すなうつ」をどう受け取るかで、その人の
責任感とか、わかるように思ったりして。
それにしても、本当にどうしてお金とって
自分のコラム世間に発表する人があんなふうに
浅いんだろう。そもそも、あんな短い紙面で
語れるような作品ではないっすよ、「白い巨塔」も
「砂の器」も。
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