やっと終わったー。

2005年3月29日
「不機嫌なジーン」
やっと終わりました。
そもそも、なんで、あのドラマ一生懸命みにゃ
いかんのか?と疑問に思うほどに、私が今まで
観てきたドラマの中では、ワーストワンになりそうな
ドラマですが(わたし、ドラマをあまり観ないので、観る
ドラマは、自分の好みに厳選しますから、そんなに
へんてこなドラマには出会わないのです)、
つまりU子ちゃんが出てなかったら、観なかったんだろうなー
って思うわけです。
でも、じゃあ、U子ちゃんがそんなに好きな女優なのか?と
いうと、そうでもないのかもしれません。
わたし、自分が不細工だからか、美人さんが好きで、
華やか系な美人さんが好きだから、ちょっとU子ちゃんの
美人さは、私の範疇から外れています。でも、
やっぱり、U子ちゃんのドラマとか作品を追いかけてる
自分がいます。つまり、やっぱNTなんだよね。
(ちなみに、○○病っていうので、「病」を使うのは
実はあまり好きでないのです。本当につらい、死病とかと
闘ってる人に失礼かなーって、思うから。なので、
NTでとめています^^;)
なんか、U子ちゃんの演技に、表情に、倫子の面影を
探して、そして、心のうずうずを楽しむような。
U子ちゃんが、他の男優さんと仲良く共演したり、
ラブシーンしてるのを観て、キリキリする気持をわざと
味わう、Mな気持とか。やっぱ、中居さんとが一番の
お似合いね。なんて、ほくそ笑むSな気持とか、普通の
女優さんとは違う複雑な感情を味わえるから、追いかけるのかも
しれません。しかしー、U子さんの演技、「プライド」も
そうとう苦しかったけど、「ジーン」はもっと
苦しかったなー^^;。最初に彼女の演技を認識したのが、
倫子さんだったせいか、あまり感情がゆらゆらする役を
してる彼女をみると、なんか、違和感があるんですよね。
彼女には一途さが似合うと、私が思い込んでるのかもしれません。
この前の「月刊テレビジョン」。スマさんのドラマの10年史。
「白い影」の写真は、光あふれる行田病院のわたり廊下を
前をしぶく歩く直江先生。後ろを一生懸命ついてくる
倫子さん。あの空気感、やっぱいいよねー。写真からも
伝わってくる二人の緊張感というか、ぴんとはりつめた
2人の心。いいな。いいな。やっぱ「白い影」は
特別なドラマだよね。・・・
おっと脱線。
ということで、南原教授と、仁子のやりとりは面白かったし、
南原教授はなんとなく、日本男児っぽくない、アメリカ映画とかに出てきそうなかわいいダンディーさがあって、けっこう
魅力的で、ルックスもわりと好きだったけど。
収穫はそれだけっていう・・・。

やはり、撮影方法からして、役者は気の毒な感じだったように
思うんですよ。テレビドラマなんだけど、なんとなく映画みたいな撮りだったんじゃないかな?と思うんです。
最初、第一話で、最後のロンドンで泣いてるジーンのシーンを
撮ってしまってるわけですよ。となると、最後は、どういう
結果になるのか、わかってU子ちゃんとか、撮影してると
思うんです。だから、演技に乗れって言われても、感情がついて
行かない部分もあると思うし、遠いロケ地にそんなに頻繁には
訪れるわけにいかないから、諫早でのシーンは、全部撮り貯め
だろうってなんか、かんぐっちゃうんですよ。そうなると、
観てるほうも、なんか興ざめだし、やるほうも、大変だろうなーなんてね。ドラマの中では、数年たってるんだけど、
全然外見も変わってないし、感情も変わってないのに、表面てきに、演技してる。そういう感じがこちらに伝わってきてしまうのが、致命的というか。
ドラマのよさって、時間が進むうちに、役と演技者の
気持がシンクロしてきて、その感じが、映画より、役に
はまり込むものがあるかなーって、私は思うんだけど、その
せっかくのドラマの良さを生かせてないお話だったかなと
思いました。年数があちゃこちゃ飛ぶし、進むから、
視聴者も、ついていけない部分があったしね。

あとは、やっぱり、U子ちゃんと、仁子のお仕事が
なんか、シンクロしなかったように思います。
U子ちゃん、強さを感じる女性だけど、あの強さは、
母性の強さであって、キャリアウーマンの強さじゃないし、
失礼だけど、そんなにインテリジェンスな、知的な感じは
受けない女優さんだと思うんだよね。なので、彼女が
キャリアの世界、研究の世界に固執してたり、成功してる
シーンが、凄く違和感あるんですよ。
ということで、基本設定を間違えたか、キャストを間違えて
しまったように、思います。

最後に、ここ最近山口Pの作品を二本みて。
一本は「ナニワ金融道」の6で、次が「「ジーン」だったけど、
どっちも、凄く爽快感のない最後を迎えたんだけど。
なんていうのかな、山口Pがストーリーをこしらえている
わけではないんだろうけど、
その山口さんが、どうも、袋小路に入っちゃってるように
思って、心配になりました。
この世のあらゆる矛盾とか、疑問とか。そういうのに、
真正面からぶつかっちゃって。考えちゃって、迷っちゃって。
と、悩んでる様をそのまま視聴者にぶつけてる感じがします。
でも、物語を提供する人って、あれ程度、独断でも、偏見でも、
一つ、自分が思うこと、見つけた答えっていうのを
バーンと提供しないといけないんじゃないかな?と、
私は思うんですよ。それができないうちは、物語を
提供しちゃいけないって、思うんです。
私は、答えが見つけられないし、迷ってるから、
「すなうつ」の書けないサイドがあります。
だから、山口Pも、最近、そんなに迷っちゃってるなら、
ドラマの世界じゃなくて、もう、ドキュメント番組とかの
製作に移ったほうがいいんじゃないかなー?って、
思ったりします。
仁子の迷い、仁子の生き方、けっこうリアルだと
思うし、彼なりの真摯な作品つくりだったのかも
しれないけど、でも、物語を求める視聴者が欲しいのは、
ある程度「夢」だと思うから、特に、娯楽ドラマを提供する
人の使命は、問題提起とか、皮肉(キャリアを
選んでも、結局、寂しくて泣くこともあるんじゃん?っていう
最後のシーンは、ちょっといやらしいよね)でもなくて、
やっぱり、「夢」だと思うんだよね。
と言うことで、観た後、不機嫌な気持になってしまった、
「不機嫌なジーン」の感想でした。
何が言いたいドラマなのか・・・。考えてみて、
あの数学者さんみたいな行き方がいいよ。って、
言いたかったのかな?^^;。

で、またまたNTなわたしの心の叫びー。
「リバーカフェ」って、なんやねーん。
思いっきりオセアノートみたいな雰囲気の水辺の
レストランで、デートする仁子と教授。レストランの
名前は「カナルカフェ」ならぬ、「リバーカフェ」^^;

最後、久々に街で再会して、仁子に教授が言う台詞
「綺麗になったね、少し痩せた?」(め、MAYUKOさん、
この台詞、びびっと来ますよねー)
もうねー、ありすぎだから。彷彿させるシーンが。
もしかして、山口Pは日本最強のNT?なんちゃって。

なんか、もう、中居さんとU子ちゃんが、共演も
バラエティでの共演ももうなさそう(;;)。
となると、もうU子ちゃんを追いかけるのも
やめようかなー。

新CM.「エイトマン」?だから、「エイト君」?

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